根羽村は、村長が森林組合長、村の全世帯が山持ちで森林組合員という全国でも珍しいシステム作りを推進し、村民と行政が一致団結して豊かな森林と暮らしを守るべく奮闘してきました。その奮闘の歴史の中で村民たちの中に芽生え、受け継がれてきたのが独立自尊の精神、「ネバーギブアップ」です。国まかせ、村まかせにすることなく、自分たちで考えて動くことでより良い明日へ…。「豊かな森林」と「きれいな水」という村の財産は、林業だけでなく畜産業や農業などにおいても大きなアドバンテージになっています。村民が胸に抱いてきた「独立自尊の精神」に豊かな森林ときれいな水が加われば、根羽村ならではの特産品が生み出されます。
村はさまざまな面において厳しい状況に置かれていことに違いはありません。人口は最盛期の1/3以下、高齢化率は50%を超えています。けれど人口が減っていく現状にあっても、資産を活用して村と交流していただける人の数を増やしていくことについては、無限の可能性があります。日本人は今、心や自然の豊かさを追い求めているのではないでしょうか。本当の豊かさとは何か。その答えを探しています。今こそ根羽村は、そのような人々の拠り所として輝ける存在でありたいと考えています。人口減の潮流に負けることなく、あきらめず。
一番大切にしていることは、「わくわく」と「将来性」。森と村民、提案者全員にとっておいしく、且つ楽しく取り組めるような事業を積極的に採用しています。前例には「木の魅力を都会へ届ける木育キャラバン」や、「村まるごと学校化計画」などの新しい取り組みも。詳しくは森のプロジェクトたちページをご覧ください。
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2020年8月ごろより実行された新規事業の数は、通算20本にのぼります(2021年3月現在)。とにかくやってみよう!の精神で自由に取り組んでいます。
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村民全員が森林組合員なので、話が早いです。村民の理解があることや、村民と新規事業に取り組んでいる移住者の仲の良さも、大きな魅力です。
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森の中で「森会議」というオープンブレストを行うなど、開放的な心で事業に向き合える環境があります。会議の場所はリノベーション物件やシェアハウスなど様々。
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全世帯が山持ちで、持ち主がわからない森はありません。立地や環境など、事業に合った条件下で取り組むことができます。